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かみむら泰一sax クリス・ウィーゼンダンガーpiano
かみむら泰一 & 齋藤徹 Duo
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Improvized music

 ジャズは即興演奏と言います、がここで言うimprovized musicとは完全即興演奏のことをいいます。
メロディーもコード進行もない。その時、その場のインスピレーションを頼りに演奏する音楽です。
 私は1999年から2000年にかけて、ニューヨークに住んで活動していて
その時に出会ったNYダウンタウンのオリジナルジャズのシーンの音楽に影響を受けて
自分でもそのような音楽を演奏したいと思いました。それはどう言う音楽かと言うと
ジャズがベースになりながらも、今の自分のフィーリングを音楽で表現するジャズで
その角には、それぞれのミュージシャンが自分のサウンドを持っていることでした。
 オーソドックスなジャズの場合、いい音と悪い音の差はあれど個のサウンドよりも
ジャズとしての内容の方が重視されますが、私が出会ったオリジナルジャズは、まず
サウンドありき、そしてオリジナリティーを確立した自身の音楽を表現しているものでした。
2000年に帰国してから、まず自分一人で自分の世界観を音で表現できなければと思い
スタートしたのが、インプロのはじまりでした(インプロ=improvized music)。
 自分のサックスの響きがもたらす空間を作る。
 はじめは、サックスの響きと自分に響く小物を使った即興から初めて、その後エフェクターや
サンプラー、PCを使った即興演奏へと進み、オリジナルジャズの活動と並行して、インプロに
取り組みました。
 そして2011年3月11日の東日本大震災を経験します。
自分の信じていた社会、それをベースに想像し音楽を作り出していたその社会のもろさ、不安定さ
信頼のおけない社会基盤に、もう一度自分の足元を見させられました。その過程で作曲することができなくなり
唯一信じられるのは、今の自分がこの状況でゼロから始める音楽、インプロしかありませんでした。
 そんな時に、世界的な即興演奏家の齋藤徹氏の演奏に出会います。彼の音には確信めいたものを感じ
彼の演奏にとても興味を持ちライブに通い、ある時に縁があり2014年の終わり頃から
共演を始めました。彼の弾くウッドベースには、ガット弦という古い弦楽器に使われている弦が張ってあり
とても繊細で豊かな響きを出します。その音と一緒に演奏してみると従来のジャズのサックスの音のイメージ
やそのセッティングでは、一緒に演奏が不可能と思い、様々なセッティングを試し、最終的には
オリジナルのマウスピースと古いブッシャーというテナーサックスの組み合わせによって、ようやく
齋藤さんとの共演に適した楽器を用意することができました。
 齋藤さんとの共演では、音のことから身体性へと発展していき、ピナ・バウシュ舞踊団のメインダンサーの
ジャン・サスポータスさんとの共演やダウン症を持つダンサーの矢萩竜太郎さん、そして聾のダンサーの
庄崎隆志さんとの共演などを経験して、音が生み出す身体、周りを感じ取る身体、身体の反応が演奏となる
ことを体験しました。
 また2000年以降の即興演奏の活動の中で、多くの即興演奏かの方々との貴重な共演の経験の積み重ねも
今の私にとって無くてはならない経験でした。

 2015年頃より、音の体験講座を開き、身の回りの音に耳をすませて音を聞き取ることで自分を取り囲む世界を
理解する講座を始めました。ある意味で楽器は暴力的にもなります。身の回りの物音に耳をすませ、それらの音で
アンサンブルをし音楽を演奏する体験は、耳を開く閉じた感覚を開くのにとても良いです。
 2017年からは、縄紋セッションというフリーセッションを、ベースの落合康介さんと始めました。
きっかけは、諏訪の井戸尻考古館を訪ねてそこに展示してある縄文土器を初めて見た時の衝撃がすごかったことで
その感動から当時この土器を製作した人はどんな感性を持って生きていたのだろうという興味から、縄文文化に
触れ、そこからえたヒントをセッションに取り入れてこの縄紋セッションをおこなっています。
 縄紋の紋の字を変えたのは、縄文文化を深めるという目的より、自分たちの解釈で縄文を感じ取って
それを元に、未来につながる新しいセッションのあり方を模索するという意味で、縄紋としています。

 即興演奏、improvized musicは、生きていればその時の”今”があります。その”今”をどのように
表現するか?即興は、日常に溢れています。即興力を高めてこの難局を乗り切りましょう。 
 

   

 
かみむら泰一sax、中谷達也from USA)percussion Duo
2019/12/18東北沢OTOOTO
2019/12/22本八幡Cooljojo
2019/12/26横浜関内上町63 w/モリシゲヤスムネcello
2020/1/3四谷茶会記 w/田嶋真佐雄contrabass 
2020/3/1埼玉県越生 山猫軒 Duo Recording Live

photo by I Love you Kei
   
  Art Project
   

Art Project
美術作家 中根秀夫とのコラボレーション「Mellow Yellow Project」
「Mellow Yellow Project」は、美術作家 中根秀夫氏とのコラボレーション・プロジェクトです。
2012年の中根さんの「鏡の中のーim Spiegel」展と「Video Works」展で即興演奏した
音源をもとに中根氏が映像作品を制作いたしました。

 

その他ライブ

   

即興Unit : Up Alley(アッパレッ)
かみむらタイイチ(sax&Electric)
宅シューミー朱美(Voice&effect)
内田静男(E.Bass & Effect)

2015.10.1thur.20:00-江古田 Cafe FLYING TEAPOT
Impro Night 対バンKooK from Oslo (ノルウェイー)
Kook : Stian Larsen (guitar) Jorn Erik Ahlsen(guitar)
対バン :Up Alley(アッパレッ)

2016/2/9(火)open19:30, start20:00
東京阿佐ヶ谷「Yellow Vision」
sensaroundオーストラリアとスコットランドトリオ
対バン:Up Alley(アッパレッ)
前売り\¥2000 当日\ ¥2500
東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-2-2 阿佐ヶ谷北2丁目ビルB1
phone: 03-6794-8814
http://www.yellowvision.jp/



     
     
     

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